はじめに
6月に入り例年だと梅雨に突入する時期ですが今年2024年は梅雨入りが遅れています。とは言っても新月期の前後で翌日が仕事が無い日の夜にはなかなか晴れることがなく、今月もチャンスを伺いながらも諦めかけていましたが、雲予報によるとこの日は日付が変わるあたりから北関東の栃木、群馬あたりが快晴で絶好の星撮り日和とのこと。翌日は金曜日で通常は仕事があるのですが、計画的に休暇申請をして万全の体制で星景写真撮影に向かいます。
撮影日・使用機材
- 日付: 2024.06.13-14
- 月齢: 7.1
- カメラ: キヤノン EOS R5
- レンズ: Sigma 24mm F1.4 DG HSM art キヤノン用
- マウントアダプタ: EF – EOS R
- フィルタ: Lee ソフトフィルタ No.3 (リアに直貼り)
- レンズ2: RF16mm F2.8 STM(フィルタなし)
撮影地
- 栃木県日光市 霧降高原 キスゲ平園地
今回の撮影地は日光市の霧降高原 キスゲ平園地。初めて向かう場所なので事前に十分に調べておきます。日光道の日光ICから12〜13kmと距離的には無理なく行けそう。あとはクマの出没が心配ですかね。日光市は全域でクマが出没するらしいので。
キスゲ平園地は駐車場も含めて24時間開放しており星景写真撮影には駐車場から階段を登っていくと着く小丸山展望台というところが良さそうです。その展望台に向かうには1445段の階段を登っていく必要があるとのこと。
21時半ごろに自宅を出発しました。今回も自分一人。途中で休憩を挟みつつ23時ごろに日光ICから降りて下道でキスゲ平園地へ向かいます。
23時半前にキスゲ平園地の駐車場に着きました。24時間使用可能なトイレがあるP3には3〜4台の車が止まっていましたが、今回の星景写真撮影目的地の小丸山展望台へ続く階段入口のあるP1には他には1台だけでした。階段に向かうとここから先は水場もトイレもないとの注意書きが。覚悟を決めて階段を登り始めます。
ここから展望台までは1445段もある階段をカメラや三脚を抱えてひたすら登っていきます。たった一人で。クマを心配していましたが階段の登り始めのほうに鹿避けのゲートが設置していたり、階段は地面からは少し高さがある作りになっていて手すりが設置してあるため外から入れないようになっており、さらにこのあたりは網のようなもので周囲を囲っているらしく、野生動物と階段の真ん中でばったり遭遇することはそうそうなさそうです。100段登るごとに現在の登ってきた段数の表示がありました。200段登ったところで後悔し始めて、700段登るころには進むのも地獄退くのも地獄なので無心で足を動かし、1000段、1100段と終わりが見えてきたころには爆発しそうな心臓をおさえ、なんとか1445段を20分程度で登り切り、日付が変わる前に小丸山展望台に到着しました。
階段の道中とさらにこの小丸山展望台にも誰もいませんでした。
撮影写真
霧降高原 キスゲ平園地 小丸山展望台
まずはSIGMAの焦点距離24mmのレンズで東の方角。ソフトフィルターを貼っていますが、街の光害がかなり大きく星はあまり目立っていません。ペガスス座やみずがめ座、やぎ座のあたりです。うっすらとモヤがかかっていました。

真南の空に立ち上るさそり座の天の川。左下の東武日光駅周辺がやや明るいですがそれ以外は暗くて星がよく強調されています。

西の空。こちらは真っ暗で星がよく見えます。明るいのはうしかい座のアークトゥルス。右の明るい2つの星は北斗七星ですね。

北の方角。おおぐま座の北斗七星とこぐま座、北極星。よくみると人工衛星らしき薄い線が無数に写っています。あのへんの木がずっとガサガサして何かいるっぽいんだよな。鳥か猿か、リスとか小さい動物か。

再びさそり座の方角。この方角だと東武日光駅周辺の街明かりの影響を受けずにすみます。

レンズをRF16mm F2.8 STMに変更しました。東の方角です。ソフトフィルターを使用していないのでさっきの24mmの写真よりだいぶくっきりしています。

さそり座と天の川を横構図で撮りました。ISO感度は12800まで上げていますがLightroomのAIノイズ除去が賢いのでこれでもそこそこ見ることができるレベルだと思っています。一応6400, 5000, 8000のデータも残しています。地面の奥の方に見えるのは鹿などの野生動物避けの網ですかね。

同じくさそり座と天の川を今度は縦構図で。今回のお気に入り。

霧降高原 キスゲ平園地 天空回廊
小山丸展望台での撮影を一通り終えて戻りの階段を降りていく途中でも何枚か撮りました。
レンズをSIGMAの24mmに戻して階段の上の方に向けました。命名「宇宙(そら)へと続く階段」。方角としては西でかんむり座、うしかい座のあたり。明るいのはアークトゥルス。

もう少し下ったところでも一枚。左右の木がトンネルのようでなかなか良い感じ。命名「宇宙(そら)へと続くトンネル」。

途中の開けた休憩スペース。
ここで西南西に向けて撮りました。へび座、かんむり座のあたり。

同じ方角で横構図。左下にはさそり座の頭の部分。

西北西。下ってきた階段に向けて。中央付近の明るい星は北斗七星の一部。

同じ方角の縦構図バージョン。こんな階段を登って上まで行ってきたんですね。と言ってもここは全然上の方。下の駐車場まではまだまだ、おそらくあと1000段くらい残っているはず。

おわりに
戻りの階段降りは思ったよりは楽でした。翌日以降の筋肉痛が心配ですが。今回心配していたクマをはじめとする野生生物には遭遇しませんでした。それよりも蛾がライトに群がってきてうざかったです。特に登り始めのあたり。
キスゲ平園地の詳細は一般財団法人 自然公園財団 日光支部 様 が管理している下記URL先のWEBサイトをご覧ください。2番目URLのページには昼間に下から撮った展望台までの階段の写真があります。
日光ICからここまでの道中で鹿が道路上に突っ立っていることが多く往復で3回見かけました。横から車に向かってきたこともあったので、自分の前方にいなくてもこのような山の中では急にどこからか鹿が飛び出してくることも想定した運転が必要ですね。
帰りは東北道で佐野SA(上り)によって休憩。改装中らしく売店もフードコートもこぢんまりとしていました。ここは上下のエリアが行き来できるので今回は下りのSAに移動してフードコートでさのやのこってりらーめんをいただきました。



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