はじめに
前回の天の川撮影から1週間後の週末。金曜夜はあいにく天候に恵まれませんでしたが、土日は未明から明け方にかけて晴れるところがありそうです。今回の目的は前回と同じく夏の天の川。なので目的地は太平洋側になります。最初の予報では関東全域で晴れそうでしたが、20時台更新のSCWを見ると千葉県太平洋側は少し雲行きが怪しそうです。茨城県の海側は明け方頃には雲がなくなりそうなので今回はそちらにしようと思います。
撮影日・使用機材
- 日付: 2023.02.25-26
- 月齢: 5.3
- カメラ: キヤノン EOS R5
- レンズ1: Sigma 24mm F1.4 DG HSM art キヤノン用
- マウントアダプタ: EF – EOS R
- フィルタ: Lee ソフトフィルタ No.3 (リアに直貼り)
- レンズ2: RF16mm F2.8 STM
- フィルタ: Kenko 43mm MC プロソフトン(A)【特注】
撮影地
- 茨城県高萩市 高戸小浜海岸
最初は大洗を考えていましたが雲の予報を見ると念の為にさらに北にいったほうが良さげ。ネットで色々探してみると高萩市の高戸小浜海岸というところが良さそうだということがわかりました。茨城県でも福島県に近い北の方でさいたま市の自宅からは自動車で2時間〜2時間半程度。近くはありませんが天の川が見られるのは夜中の3時過ぎなので時間に余裕はあります。東北道から圏央道もしくは外環道に入り常磐道に出て北にしばらく進んだ所。今回行きは圏央道ルートにしました。
撮影写真
高戸小浜海岸
21時半に自宅を出発して途中で休憩と買い物をして到着したのは日付が変わる直前でした。圏央道の久喜白岡から東側は片側1車線になっている区間が多く、距離の割には所用時間がかかります。1車線の区間は事故があったらどうするのでしょうか。少し時間はかかりましたが無事目的地に到着しました。駐車場の近くには民家が何軒かあるのでアイドリングや激しいドアの開け閉めはNG。到着した時には他に車は停まっておらず誰も来ていないようです。行きの高速では風が非常に強くハンドルを取られそうなくらいでしたがここはそんなに風は強くありません。
とりあえず良さそうな構図を決めて試しに撮ってみました。天の川を撮影するときはRF16mmのソフトフィルター無しで撮りますが、まずは慣れているSigma24mm+Lee No.3を使用。やはりまだ雲が空を覆っています。

3時頃には晴れることを信じて車の中で2〜3時間待機します。数十分後に他にも1台車がやってきました。お仲間ですかね。
2時を過ぎると予報通り雲はほとんどなくなりました。よかった。再びSigma24mmで試し撮り。東の空です。へびつかい座とかそのあたり。下の方にはすでに天の川が海上に昇ってきています。沖の方には若干雲が残っています。

同じくSigma24mmで今度は横構図。左上はこと座のベガ。

構図も天候も問題なさそうなのでそろそろ天の川撮影の準備をします。レンズをRF16mmに変更。ソフトフィルターは無しです。Sigmaの14mmも持ってきていますがソフトフィルター効果の強いLeeのNo.5をリア側にセロハンテープで貼りっぱなしにしていて取り外しが面倒なので今回は使用しません。
何回か試し撮りをして撮影の設定を慎重に決めます。1時間のインターバル撮影をするつもりでその間はディスプレイは消しておくので途中で確認や設定変更はできません。まずF値は開放の2.8で確定。シャッタースピードは長めにしてISO値に頼らずに明るくしたいところ。超広角の16mmなので20s程度でも大丈夫でしょう。ISOは3200か6400か悩みましたが間の今回は天の川をはっきり写したいので明るめでかつ6400よりは小さい5000にします。
設定値と構図とカメラの水平をよく確認して途中で雲が出てこないことを祈りながら、3時半に1時間のインターバル撮影をスタートさせます。
インターバル撮影の終盤の写真です。海上に夏の天の川がはっきりと浮かび上がりました。ちなみに裸眼ではどんなに目を凝らしても全く見えませんでした。ソフトフィルターを使用していないので星座がわかりにくいですが、右のほうにはさそり座、左寄りの上ギリギリのところにこと座とベガも入っています。小さい雲にやや隠れ気味ですがわし座のアルタイルも。デネブは写真外。RF16mmも使い方をよく考えると星景写真用として悪くはなさそう。

4時半にインターバル撮影を終了し、今度はソフトフィルターを前面に取り付けて撮影しました。これなら星座がわかりやすいですね。前面ソフトフィルターの弊害で中央から離れた周囲の星は放射状に伸びてしまっています。天の川はソフトフィルターを使用していない時と比べてもさほど違いはないかもしれません。いやまあ無いほうが良いのはそうなんですが思ったよりは違いはないかなと。

ソフトフィルターをつけたままカメラをやや左側に向けて夏の大三角を撮りました。

今回撮影した3:31〜4:32の約1時間のインターバル撮影の写真を繋げた動画です。シャッタースピード20s+インターバル間隔1sで30fpsにしたので動画の1秒が実時間の10分に相当。思った通りの動画になって満足です。よく見ると飛行機か人工衛星か流れ星かわかりませんが色々写っています。
(2024.04.18追記)少し明るくしてみました。

おわりに
今回は初の茨城県高萩市の高戸小浜海岸で夏の天の川を撮影しました。日付が変わる直前に着いた時は私1人だけでしたが、撤収する5時前には6台ほどの車が駐車場に停まっていました。やはり皆さんも海上の夏の天の川、それと天の川と日の出マジックアワーのコラボを撮りにきたのでしょうか。私は今回はマジックアワーを待たずに撮影を終了して撤収です。
インターバル撮影中は車に戻らずカメラの近くでぼけーっと突っ立っていました。ユニクロのシームレスダウンのおかげで上は全く寒くはありませんでしたが、足元から冷えてきます。冬場の撮影は足用のカイロもあった方が良いと感じました。
この場所は国道からそんなに遠くもなく空も暗くて良い場所だと思います。


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